【クリア感想】ファイアーエムブレム 烈火の剣 ヘクトル編ハード

※前ブログにあったものを加筆修正して再掲しています


「ファイアーエムブレム 烈火の剣」のヘクトル編ハードをクリアしました。ということで、簡単に感想を書き記したいと思います。

前提

  • Wii Uのバーチャルコンソール版
  • リン編を経由(リン編ハード→ヘクトル編ハード)
  • ドーピング・闘技場を使用

所感

烈火の剣自体は何度も繰り返しプレイしてはクリアしていますが、ヘクトル編のハード(通称ヘクハー)はクリアしたことがありませんでした。最初だけ少しやって、「これは難しくて疲れるからやめよう」と中断することが多くてですね。しかし、ヘクハーでしか行けない章(具体的には19章異伝)を見ずに放置しておくのもなんだかなあ、という気持ちが湧いてきたので、今回気合いでクリアしました。

クリアしてみて思ったんですが、これを総合評価Sでクリアは私には不可能です。特に攻略評価★5が厳しい。闘技場を使う時点でほぼ不可能。資産評価も、クラスチェンジアイテムやドーピングアイテムを極力使用しない方針じゃないと達成が厳しいんじゃないかと思います。

しかし評価を度外視した場合、ちょいちょい難しいところはあったものの、クリアを投げ出したくなるレベルの難しさではありません。私の場合は闘技場を使ったので特に楽にはなりましたが、使わなくてもクリアはできると思います。評価や異伝はともかく。ただし、『28章 夜明け前の攻防』は運に左右される部分が大きいので、ここだけは難易度ぶっ壊れてると思う。

とりあえずクリアできてよかった…。しばらく烈火はやらない。次は封印の剣のハードをクリアしたいなあとか考えています。

今回の総合評価はこんな感じ。アフアはヒースに使用したので、コメントしてくれるのがヒースです。

闘技場使ってゆっくり進んだ割に17時間なので、サクッとプレイできる方じゃないかな。

(おまけ)攻略のポイント

よっぽどの理由がない限り、リン編は経由しておく方が良いです。その中で、リンとマシューをできる限り強化します。特にマシューの強化具合が、ヘクハーの序盤難易度を左右すると言ってもいいくらい。おとり、盗む、鍵開け、索敵マップでの視界確保などなど、やることはたくさんありますからね。

『19章異伝 時の垣間』に行く場合、『19章外伝 魔封じの者』でキシュナを撃破する必要があります。ギィが持っていたキルソードをここまでに残しておくと、突破率が高くなります。できればギィとレイヴァンを成長させておきたいところ。特にギィはクラスチェンジでソードマスターになると、必殺率が15%付与されるので、より撃破しやすい。

異伝に行く行かないどちらにしても、『19章外伝 魔封じの者』でボスからシルバーカードを盗んでおくと経済的に余裕が生まれるのでおすすめ。マシューが育ってない場合はまあ、節約するしかないでしょうね…。

『23章 生きた伝説』はなぜか索敵マップになっていますが、エリウッド編と違ってパントが死ぬことがそうそうなくなっているので、財宝の捜索が非常に楽になっています。マップ右上の方にいるソシアルナイトと遊牧民が、攻撃範囲に入らない限り動かないようなので、そいつらを残しておくと、意図しない敵全滅によるクリアを防ぐことができ、安全に発掘できます。

『23章外伝 創られし命』は、キシュナが4ターンで離脱するせいで非常に厄介。ルナ持ちのドルイドが怖いですが、支援や勇者シリーズの武器(この時点だと斧と弓がある)で挑めばなんとかしやすい。スリープはともかくバサークは即解除しないと面倒臭いので、合流優先でレスト必携。

『28章 夜明け前の攻防』は、左側にマクシムを倒せる斧系ユニットを進ませると楽。右側はウルスラの対処が必要になりますが、こっちは威力こそ高いもののサンダーストームの重さによる攻速落ちが激しく、懐に潜り込めば案外余裕です。それ以外の要素として、ジャファルのHPや動きに左右されます。これはもう運次第なのでダメなら潔く諦めてリセットしよう。

そこから先は、一軍ユニットでガンガン進むだけでなんとかなるので、装備はしっかり整えて進めば意外となんとかなります。

その他、ニニアンが加入した後の闘技場は、ニニスの守護をかけて挑むだけで随分楽になります。救出されている状態ならニニスの守護は解けないので、一度付与してしまえば半永続みたいなもの。攻略評価を気にしないなら闘技場を活用すれば余裕ができます。

リン編で大幅強化をしつつ、気合いで闘技場がある章まで進み、闘技場で自軍をフル強化さえしてしまえばクリア自体は余裕というわけです。簡単ですね(白目)

(おまけ)ユニット振り返り

ヘクトル

ドーピング:なし
支援:エリウッドB

ファリナとの支援をAにする予定でしたが、全然支援がつかなかったので途中で断念。クリア後に調べて必要ターン数を知ったんですが、ターン数多すぎませんかね。そのせいもあって、ヘクトルにはほぼ支援効果なし。

32章外伝で一気にレベリングした甲斐もあって、それなりに見れるステータスになっていますが、上級職上がりたての頃は随分ひどかったです。クラスチェンジ直後の30章(ヘクトル+1ユニットしか出られない章)では、ボスに歯が立たないくらい貧弱でした。あとクラスチェンジしても移動が上がらないのは辛いよ。

とはいえ守備(と力)は高水準なので、最初から最後まで物理盾として優秀なので、使い道に困ることはなかったです。FE界のイケイケ主人公の先駆者はやはり強い。

エリウッド

ドーピング:なし
支援:リンA、ヘクトルB

バランス型の王子様スタイル。エリウッドらしいステータスかな。これにリンとヘクトルの支援が乗るので、割と使いやすいユニットになってます。下級職の間は使いにくくて仕方なかったけど、ロードナイトで移動力が上がり、槍が使えるようになってからが本番。最初の天の刻印は彼に投入しました。

改めて思うのは、本人の体格の低さ、速さの限界値の低さ、デュランダルの重さの相乗効果でデュランダルが使いづらいことですね。デュランダルの重さ16もあるんですよ。速さが常に7下がってるのと同義です。まあ、戦闘アニメーションを見るに、あの大きさの剣を片手で使おうとすればそれぐらいの影響は仕方ないとは思います。

リン

ドーピング:天使の衣、エナジーリング
支援:エリウッドA、ラスB

リン編で入手できる天使の衣とエナジーリングは彼女に使いました。

GBAのFEは回避ゲーなので守備は飾りみたいなもので、大切なのは攻撃性能と言わんばかりのステータス。剣士系らしく力が物足りないですが、実際は必殺でカバーできるので数値に比べて威力は高め。クラスチェンジで弓が使えるため、剣で対処しづらい飛行兵の相手がしやすくなるのもいい感じ。

しかし、エリウッドのデュランダルと同じく、ソール・カティの重さがやばい。14って。それでいて戦闘アニメも特別ではなく通常のままという悲劇。ソール・カティを使う意味なんてないのでは?

ニルス

ドーピング:なし
支援:なし

再行動させられる回避盾。19章異伝にいくためにリン編である程度強化しておいたこともあり、ニニアンの頃からおとりとしても運用できるやべーやつ。最終的にレベル20になったら速さも幸運もかなり高くなりました。

この姉弟をまったく使ってない場合、終章のサンダーストームが恐ろしいことこの上ないんですが、ここまで来るとそうそう当たらないし当たっても死なないしで、下手な一軍より安定感があります。ニニスの守護もぶっ壊れ性能だし。

オズイン

ドーピング:なし
支援:なし

見た目に反して成長するおじさん。性能はアーマーナイトの鑑のようで、力と守備がモリモリ上がりました。ヘクハーは出撃数が少ない上に魔法系の敵が多い関係で、基本ベンチになりがち。魔法から遠ざければ普通に活躍させられるので、1.5軍のような運用が多かったです。

オズインの真価は、ストーリーでのヘクトルとの掛け合いだと思います。あと支援。

ロウエン

ドーピング:なし
支援:なし

『機動力の高いアーマー』という噂は本当だったんだ…という印象しかありません。HPと守備はガンガンあがり、攻撃面は控えめです。

エース級として考えると残念な雰囲気はありますが、敵を堰き止める壁になって敵を削る役目としては一級品です。25章 狂える獣(パスカルがボスの章)のようなマップでは、なだれ込んでくるソシアルナイトをほぼ無傷で受け止められるので、大変重宝しました。

それ以外の章ではベンチなので、わざわざ育てるほどだったかと言われると微妙なところ。

ギィ

ドーピング:なし
支援:プリシラA、ラスB

とても剣士らしい成長ですね。封印の剣から必殺率が15%まで落ちたとはいえ、十分強いです。支援込みでキルソードを持てば大体必殺が出ます。19章外伝 魔封じの者のキシュナを討ち取れたのは彼の功績に依るところが大きい。

ちなみに、自軍初のクラスチェンジは彼でした。17章外伝 港町バドンの闘技場でレベリングし、クラスチェンジまで持っていきました。でないとキシュナ撃破が安定しなかったので…。

プリシラとギィのペアエンドが好きなので、ついついこの二人をくっつけがち。

プリシラ

ドーピング:なし
支援:ギィA、レイヴァンB

思ったより魔力と速さが伸びなかったですが、支援込みでなかなかの使い勝手です。攻撃よりは杖での回復をメインに起用していましたが、優秀なヒーラーがいると攻略がすごく楽。

攻撃性能も悪くないんですが、HPがかなり低いのでルナが怖くてなかなか前には出せません。ワンパンで即死もよくある事象です。

ブラコンがネタにされがちですが、レイヴァンとルセア以外の支援会話はどれもシリアス味があって良いですよね。ギィはちょっと違う気はするけど、ペアエンドの後日談が素敵だからいい。

レイヴァン

ドーピング:女神の像
支援:プリシラB

ヴァっくん。

流石の攻撃性能です。下級職のLv20時点で力・技・速さがカンストしました。勇者の力上限値が25とちょっと物足りなかったので、メインは斧を使わせていました。おかげでバシリコスも持てるくらいまで成長することに。まあ、体格的な問題で重めの斧は使いづらいですが、手斧で間接攻撃もカバーできる攻撃的アタッカーになりました。

しかし幸運が低すぎて洒落にならなかったので、加入して即女神の像を使いました。持ってきてくれたエルクには感謝しかない。これがあるかないかで気の持ちようがだいぶ違います。必殺がマジで怖いからなあ…。

カナス

ドーピング:なし
支援:ニノA

アトス以外で闇魔法が使えるのは彼だけ。それだけで存在意義があります。高火力の闇魔法は大体のボスに突き刺さるので、主にボス戦で活躍しました。特にルナが強い。

ドルイドにクラスチェンジしてからは杖でのサポートもできるのが強いですね。プリシラより魔力が高いので、回復量も効果範囲も抜群に良い。しっかり育てば攻撃もサポートもこなせる器用なユニット。

惜しむらくは支援対象かな。どいつもこいつも参入が遅いし、最短のパントはBまでしか上げられないし。ニノが加入するまでは支援なし状態でした。

ダーツ

ドーピング:なし
支援:なし

本当は育てるつもりがなかったんですが、ガイツの勧誘ついでに闘技場でレベル上げしたらいい成長したので使ってみました。「力と速さがあればいい」という、GBAのFEに最適化したようなステータス。山に登ってトンボ取りしたり、水辺を突っ切って敵に近寄ったりと、普通のユニットじゃできないことをやってのけるので、楽しく使えました。

ダーツと支援が組めるキャラをほぼ使ってないので、支援は一切なかったですが、それでもステータスの暴力でなんとでもできるのはやべーと思いました。

今気づいたけど、狂戦士のステータス上限値、恵まれすぎじゃない?

ヒース

ドーピング:アフアの雫
支援:なし

今プレイのアフア枠。

今作は天馬騎士が強いので、ヒースはかわいそうな立場にありますね。でも今回は愛を持ってアフアを投入しました。結果として、攻撃面はフルカンというコンウォル病を患ってしまったようで。しかし速さの上限値が低すぎる。

守備面はちょっとばかし残念ですが、ありあまるHPで耐えてくれますし、飛行兵ならではの自由度の高さのおかげでかなり使いやすかったです。32章 背水の戦いを20ターン以内に突破するために結構な無茶をやったんですが、彼が強かったためになんとかなったようなものでした。

単騎特攻や遊撃がメインなので、支援が組めなかったのはちょっと残念。どのみち支援相手が埋まってるか使われてないかだから、支援なしは定めだったのかもしれない。

ラス

ドーピング:なし
支援:リンB、ギィB

遊牧騎兵というだけで既に強いんだから言うことなしですよ。それでいて速さが高めのこのステータスは強い。「封印の剣からすれば随分弱くなった」とは言っても、化物クラスが優秀クラスまで落ちただけ。加入時期はちょっと遅くてタイミング悪いけど、それ以外は文句なし。

支援も、Aにこそなってないですが、リンとギィで組めており、大体一緒に前線に立っているから恩恵を受けやすいです。本当に使いやすい。

ファリナ

2万Gの女。

バランス良く成長したステータスになっています。FEだと尖ったステータスほど強い傾向があるので、見かけ上は強そうに見えるけど、使ってみると意外とそうでもないというのが感想です。槍をメインに使う割に体格が6しかないのもマイナスポイント。バランス重視だとエリウッドもそうなんですが、あっちはああ見えて体格がよく速さが落ちにくいので、こっちよりは幾分も使いやすいんだよなー。

今回のプレイだと、ヒースが強く成長したので、その煽りを受けている感はあります。こちらも同様に地形を無視して遊撃できるので、彼がベンチならファリナがそのポジションになるわけですし。

ヘクトルとの支援が結びづらい。ヘクトルのところでも書いたけど、必要ターン多すぎ。

ニノ

ドーピング:なし
支援:カナスA

ドーピングなしでここまで育つんだから恐ろしい。ついさっき、ファリナのところでバランス型は特化型に比べて使いづらいと言いましたが、全部が特化レベルに高い水準ならこっちの方が強いに決まってますよね。ニノはまさにそんな感じの成長をしました。

支援込み状態で、ファイアー持たせておくだけで敵をあらかた倒せるので、地雷戦法が組みやすかったです。

終章の戦闘会話があるのは【黒い牙】からの寝返り組特有って感じで好きです。

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